感染症胃炎とは
感染性胃腸炎はウイルス性のものと細菌性のものに大別されます。
発熱に加えて嘔吐や下痢、腹痛といった胃腸症状が特徴で脱水症状に気をつける必要があります。
体力の激しい消耗や脱水症状を起こさないためにも早めに受診してください。
ウイルス性胃炎
冬に流行を見る胃腸炎で発熱に加えて嘔吐や下痢、腹痛といった胃腸症状が加わります。
咳や鼻水といった風邪症状を伴う場合もあり、下痢や嘔吐などによる水分喪失や水分を摂取できないことなどにより脱水症状を引き起こしやすいため、注意が必要です。吐き気止めや整腸剤といった症状を緩和させる内服薬の処方や症状によっては点滴・注射等を行ない様子を見ます。症状は3〜4日程度でおさまります。
細菌性胃腸炎
主に食中毒の原因とされている菌を原因とする胃腸炎です。
ウイルス性のものに比べて症状は重篤ですが、よほど重篤な場合には抗菌薬を処方、軽症の場合は症状を緩和させるお薬を処方して自然に症状が治まるのを待ちます。